自社株を買取する目的とは?

query_builder 2024/06/05
コラム
47

自社株買いを行うと1株あたりの価値が高まるため、近年では株主に対する還元策として活用されています。
しかし、自社株買いにはメリット・デメリットがあります。
そこで今回は自社株買いについてと、その目的について分かりやすく解説します。
▼自社株買いとは
自社株買いとは、その名の通り自社の株を買い戻す行為です。
一般的には企業が資金を調達する目的で株式の発行を行うため、通常とは逆の行為になります。
上場企業であれば株式市場を通じて買い戻せますが、非上場企業の場合は株主と直接やり取りしないと買い戻しができません。
▼自社株買いの目的
自社株買いをすると市場の株の総数が減少するため、株価が大きく変動する傾向があります。
これらを行う目的は、投資家へのアピール・株主への還元・敵対的な買収の防止などです。
■投資家へのアピール
自社株買いを行って株価を上げることで、まだ株を保有していない投資家に対して良い印象を与えることができます。
より多くの投資家へアピールして株式を購入してもらえば、企業の資金調達や業績の向上が見込めるため自社に還元できます。
■株主への還元
自社株買いを行うことで、業績が上昇したり財務指標が改善されたりするため、1株あたりの株価が上がります。
既存の株主に対して好印象を与えると株主は株を保有し続ける可能性が高まるため、企業にとっても大きなメリットを生むことができます。
■敵対的な買収の防止
1株あたりの株価が上昇すると、買収を考えている企業はより多くの資金を調達する必要になります。
そこで自社株買いを行うことで株価を上げ、自社に対する敵対的な買収の防止を防ぐことができるのです。
▼まとめ
自社株買いを行うと物価を上げることができるため、投資家へのアピールだけでなく株主への還元策として取り入れられています。
投資や自社株買いを行う場合は、その影響についても理解したうえで売買するようにしましょう。

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