自社株が分散するリスクについて
事業承継によって後継者が経営を行う際は、適正な株式配当ができることが大きなポイントです。
一方株式が分散してしまうと、安定した経営を継続することが困難になります。
そこでこの記事では、自社株を分散するリスクについて解説します。
▼株式が分散する理由
株式が分散する理由はいくつかあり、複数人で共同経営を行っている場合などが挙げられます。
そのほかにも、少数株主や名義株主など株式が分散する原因はさまざまです。
後継者以外に役員や取引先に株式が分散してしまうと、相続に関するトラブルの原因になりかねません。
そのため事業承継の際には、後継者以外に株式を分散させないことがポイントです。
▼株式を分散するリスク
株式が分散してしまうと後継者の保有する株式の割合が減少し、それに伴って拒否権・支配権を持つ株主が現れる可能性があります。
企業に対して否定的な株主が増加してしまうと、会社にとって大きな不利益となるため注意が必要です。
重要な意思決定の決議が妨害されたり取締役解任請求をされたりと、経営に影響が出る可能性が高まるため、株式分散を防ぐ必要があります。
▼まとめ
自社株を分散すると、安定した経営の継続が難しくなってしまいます。
できるだけリスクを減らすためにも、事業承継をしたら後継者に株式を集約することがポイントです。
『クレバー保険企画株式会社』では、このような事業承継に対する相談も承っておりますので、気軽にお声掛けください。
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